今回は、
・なぜ質の良い睡眠をとる必要があるのか?
・どうすれば質の高い睡眠がとれるのか?
について説明していきます。
皆さん普段の睡眠の質はいかがですか?
夜はぐっすり眠れているでしょうか?
朝はすっきり起きることが出来ているでしょうか?
最近では、身体的にも精神的にも厳しい時期が続いています。
昼も夜もなかなか休まらないという方も多いかと思います。
そんな中なるべく日々の疲れを癒すことが出来るように、
日々のコンディショニングを良くしていくために
今回このようなテーマで健康のための情報をお届けしていきたいと思います。
まずは、日々の睡眠の質や時間を見直してみてください。
ご自身が今眠ることで疲れがとれているのか、毎日何時間ぐらい眠れていますか?
特に日本人は世界的に見ても睡眠時間が短いといわれています。
日々のコンディショニングを考えると最低限必要な睡眠時間はあります。
ただ、とにかく長く寝れば良いというわけではありません!!
長く睡眠をとっていても質が悪いと1日の疲れは癒せていません!!
疲れがとれないだけではなく、
糖尿病や高血圧、動脈硬化といった健康へのリスクもどんどん増大していきます。
このことからも運動だけでなく、健康のためには睡眠も考えていく必要があることがわかります。
前置きはこの辺にして、ここから重要なことを解説していきます!!
睡眠の中で最も重要なことは、
『最初の90分の質をあげる』
ということです!
なぜか?
人は寝ている間に成長ホルモンが分泌されますが、
寝ている時間に分泌されるうちの70~80%がこの最初の90分に生み出されます。
成長ホルモンと聞いて子供だけのものと考える方もいらっしゃるかと思いますが、
大人でも非常に重要です!!
成長ホルモンが大人に与える影響としては、
・カラダの細胞修復と成長
・疲労の回復
・新陳代謝の促進
・アンチエイジング
です!!
この成長ホルモンと若返りホルモンという方もいるぐらい重要なホルモンになります!!
なぜ最初の90分なのか?
これは人の睡眠のリズムが関係しています。
人は寝ている間
レム睡眠(脳は起きているけど、カラダは寝ている)と
ノンレム睡眠(脳もカラダも寝ている)
を繰り返します。
だいたい約90分ずつ4~5回1回の睡眠で繰り返します。
この中で眠り始めの最初の90分がノンレム睡眠の時間です(睡眠の中で最も深い眠りの時間)!ここが重要な時間です!
この時間がその後の睡眠のリズム、翌日のコンディショニングに影響します!
ここの質が悪いとその夜はうまくカラダが休まりません。
ではどうすれば質があがるのか?
1つは
まず寝る時間と起きる時間をある程度一定にすることです。
これはカラダに1日のリズムを覚えさせるためにも重要です。
2つ目は、
寝る約90分前に入浴をすることです。
これには体温が関係しています。
人には皮膚体温と深部体温の2つがあります。
通常は皮膚体温よりも深部体温がある程度高い状態が維持されています。
人が眠くなる時は皮膚体温が上がり(手足が暖かくなってくることが多い)、深部体温との差が縮まってきます。
これはどういうことかと言えば、皮膚から熱を放出し深部体温を下げていく作用が
カラダで行われているということです!
そうすることで、皮膚体温と上げ、深部体温を下げることで2つの温度差が小さくなっていきます。
寝るときにはこのように差を縮めていくということがカラダで行われています。
なるべくこの状態を起こしやすくすることで眠りがよくなっていきます。
その方法が90分前の入浴です。
入浴することで深部体温が上がってきますが、汗をかくことで熱が放出され、
深部体温が熱が上がった以上に下がってきます。90分かけて深部体温がもとに戻り、さらにそこから深部体温が下がっていきます。
このため、二つの温度差が小さくなり眠りがよくなるということです!!
最後は
眼覚めをよくすることです!
何をするかというと、
起きてすぐ太陽の光を浴びることです。
光を浴びることで、眠気を促進する物質を抑制されます。
さらに分泌を抑制するだけでなく、夜にその物質の分泌をよくするといわれています。
つまり、朝はより覚醒しやすく、夜に眠りやすい状態を作り出すことが出来るということです!!
どの方法も明日から実践できるものになります!
日々の健康維持もためにもぜひ実践してみてください!!